大会

第13回日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会大会

テーマ/処方提案ができる薬剤師を目指してーコミュニケーションスキル、何が必要!!ー

本大会は終了いたしました

本会は、お蔭様をもちまして多数のご参加をいただき、無事盛会裏に終了いたしました。

ご参加いただきました皆様方、関係各位に心より感謝申し上げます。


なお、優秀発表賞は下記の3演題が選ばれました。おめでとうございます。

優秀発表賞 一般演題(口演)
O-4「疾患の相違に着目した服薬アドヒアランスの影響構造モデルの検討」

○櫻井 秀彦、岸本 桂子、森藤 ちひろ(北海道科学大学 薬学部 薬事管理学分野)

優秀発表賞 一般演題(ポスター)
P-5「高齢者における多剤併用が口腔内環境に及ぼす影響」

○田口 真穂、秋葉 僚太、渡邉 仁史、鮫島 佳子、花岡 楓月、武田 真、原澤 秀樹、前田 伸子、澤木 康平、山田 博章(横浜薬科大学 レギュラトリーサイエンス研究室)

優秀発表賞 学生
O-1「処方提案や疑義照会におけるチームワーク悪化やストレス発生の要因としての信念対立」
○林 剛、舘 知也、髙岡 みらい、野口 義紘、寺町 ひとみ(岐阜薬科大学 病院薬学研究室)

 

開催概要

主催
日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会
開催日時
2019年 9月7日(土)
13:30~17:45  ワークショップ、特別講演/18:10~懇親会
9月8日(日)
9:00~16:45 総会・大会
会場
9月7日(土)
岐阜大学サテライトキャンパス アクセス
懇親会会場:ニュー岐阜ホテルプラザ9階 ダイニングバラティエ アクセス
※9月7日は、駐車場をご用意しておりません
9月8日(日)
岐阜薬科大学本部 アクセス
※ 9月8日は、下図の駐車場をご利用いただくことが可能です。
大会長
寺町ひとみ (岐阜薬科大学)
参加費
学会員
事前登録
(当日)
非会員
事前登録
(当日)
医療者以外
一般の方
学生※
7日 2,000円
(3,000円)
3,000円
(4,000円)
1,000円 1,000円
8日 4,000円
(5,000円)
6,000円
(7,000円)
2,000円 1,000円
※当日申込の場合は、学生証を持参ください。
研修認定
薬剤師研修センター認定 7日2単位、8日3単位
※事前参加申し込み時に「氏名」および「薬剤師免許番号」を必須項目としてご記入・ご入力いただくことになります。また、参加された方に当日配布する研修受講シールには通し番号が振られており、受講者のお名前とシールの番号を、研修センターにて照合可能になります。当日参加申し込みの方にも、同じく「氏名」および「薬剤師免許番号」をお伺いします。
免許番号が分からない場合はシールをお渡しすることができませんので、ご注意ください。
7月以降に開催されます研修受講シールを配布するすべての集合研修に適用されるルールになりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
告知ポスター
こちらからダウンロードできます。広報にお使いください。

プログラム

9月7日(土)

13:30 ワークショップ (W-1かW-2どちらかにご参加ください。)

W-1 アドバンストコミュニケーションスキルアップトレーニング(ACST)
企画:当学会研修委員会(定員:24名)

W-2 処方解析から医師への疑義照会へ (定員:30名)
・妊婦の事例企画:半谷眞七子(名城大学薬学部 准教授)
・小児の事例企画:舘 知也(岐阜薬科大学 准教授)
・神経内科の事例企画:井口和弘(岐阜薬科大学 准教授)

16:45 特別講演
「処方提案につながる医師との良好なコミュニケーション」
藤崎 和彦(岐阜大学医学教育開発研究センター センター長)
座長:後藤 惠子(東京理科大学薬学部 教授)
18:10 懇親会(ダイニングバラティエ: ニュー岐阜ホテルプラザ9階)
ピアノ・バイオリン演奏

9月8日(日)
総合司会:舘 知也(岐阜薬科大学)

9:00 学会総会
9:15 開会式(挨拶: 岐阜薬科大学学長 稲垣隆司)
9:25 大会長講演 寺町ひとみ (岐阜薬科大学 教授)
座長:半谷眞七子(名城大学薬学部 准教授)
10:20 一般演題(口頭)
座長:有田悦子(北里大学薬学部 准教授)
11:30 一般演題(ポスター)
座長:井手口直子(帝京平成大学薬学部 教授)
12:15 ランチョンセミナー
「望まれる在宅薬剤師像(私見)
~一在宅医のつぶやき。こんな薬剤師さんと一緒に仕事がしたい~」
船戸崇史(船戸クリニック院長)
座長:小原道子(ウエルシア薬局執行役員・岐阜薬科大学地域医療薬学寄附講座 特任教授)
共催:中外製薬株式会社
13:45 ワークショップ (W-3かW-4どちらかにご参加ください。)

W-3 「実践在宅医療ワークショップ」 (定員:32名)
木内祐二(昭和大学医学部 教授)
座長:平井みどり(兵庫県赤十字血液センター所長、神戸大学 名誉教授)

W-4 「処方箋からがん患者だと気づくための視点と指導」(定員:15名)
河原昌美(愛知学院大学薬学部 教授)
座長:伊野陽子(岐阜薬科大学 講師)

16:20 閉会式(優秀演題受賞式、次期大会長 挨拶)

※11:00~14:00    モバイルファーマシー(災害時に活躍する移動薬局)見学会
(岐阜薬科大学地域医療薬学寄附講座 林秀樹)

お申込み

事前申し込み期間:5月20日(月)から7月19日(金)
※事前申し込み締め切りを8月30日(金)正午まで延長します。
演題申し込み期間:6月3日(月)から7月19日(金)

 

画面下の申込ボタンからお願いします。外部リンク(G-system)が開きます。
※参加人数把握のために、なるべく事前での申し込みをお願いいたします。

一般演題募集

筆頭発表者は本学会の会員に限ります。未入会の方は、入会手続きをお願いします。

ワークショップ詳細

WS1 WS1:アドバンストコミュニケーションスキルアップトレーニング(ACST)(定員24名)

当学会では、現場薬剤師のためのコミュニケーション能力の基準であるPharmaceutical Communication Standard:PCSの到達度をルーブリックを用いて評価する、模擬患者(SP)参加型トレーニングプログラム、「Advanced Communication Training Program: ACST」を構築しました。薬剤師の方々にはSPさんとのロールプレイを通じて自身のコミュニケーションスキルのチェックとスキルアップの機会として、大学教員や教育担当者の方々には学習者の指導のポイントやルーブリック活用法を学ぶ機会として、本ワークショップをご活用いただければと思います。今回は、おくすり手帳や残薬確認などの日常業務に加えて、がん患者さんへの対応や多職種連携場面も事例として取り上げます。「患者のための薬局ビジョン」で示された、あるべき薬剤師に求められるコミュニケーション能力、問題解決能力を統合的に修得できるプログラムです。また、現在検討している、学会認定ファシリテーター制度では、ACSTの受講が認定要件に含まれる予定です。ぜひご参加ください。

WS2 WS2:処方解析から医師への疑義照会へ

・妊婦の事例

・小児の事例

・神経内科の事例(定員30名)

医師への疑義照会は、薬剤師だけに与えられた非常に重要な業務です。このワークショップでは、グループで処方箋や患者の状況などから処方解析を行い、医師へ疑義照会を体験していただきます。一般に疑義照会は処方箋の不備などの「形式的疑義照会」と薬効や患者に影響するなどの「薬学的疑義照会」の2種類に分類できます。今回は、①妊婦、②小児、③神経内科、3事例の「薬学的疑義照会」に焦点をあて、グループで疑義内容を話し合ったうえで、疑義照会のシミュレーションを行います。疑義照会の項目が見つかった時の手順、疑義照会を行う時の注意点やコツについて学んでいただけたらと思います。

WS3 WS3:実践在宅医療ワークショップ(定員32名)

在宅医療では、在宅患者の状態を把握するために必要な情報をどのように収集し、得られた情報をもとにどのように判断し、行動していますか?

本ワークショップは、在宅訪問のための事前検討、患者宅での健康状態・生活・ナラティブの把握、薬効/副作用モニタリング、得られた情報を基づく適切な判断と行動、という薬剤師に望まれる在宅医療の一連のプロセスを、グループワークとロールプレイで学ぶ参加型研修プログラムです。簡単なグループワークや模擬患者からの情報収集とその評価を行うことで、在宅での臨床判断の実践を体験する内容になっています。本ワークショップでは、討議とロールプレイを楽しみながら、これからの在宅医療における薬剤師の在り方を考え、実践能力を高めていただきたいと期待しています。

WS4 WS4:処方箋からがん患者だと気づくための視点と指導(定員15名)

がん患者さんの処方箋は、主に3種類に分かれます。①内服抗がん剤で治療中の処方箋、②注射薬や放射線治療中で、支持療法薬のみが出されている処方箋、③ベストサポーティブケアを中心とした処方箋です。①の場合は、すぐにがん患者さんだとわかるため、さまざまな指導事項に気づきます。しかし、②や③の場合には、患者さんがどのような治療をしているのか、どのような状態なのか、処方箋から読み取ることは大変難しくなります。近年、殺細胞性抗がん薬の他に、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤が登場し、副作用は多様化しています。そこで、患者さんの状況を把握し、支持療法のために出されている薬を見極めるための視点、患者さんにあった使い方を指導するためのポイントについて情報交換しながら、考えてみましょう。

[  大会一覧へ戻る ]