検体検査結果の伝え方

薬局店頭でHbA1c値の測定を希望する患者への応対

服薬指導において、検査値をどのように活用されていますか? 自覚症状のない生活習慣病において、 検査値は身体の状態や服用しているくすりの効果を知る上で重要なデータですが、「数値だけでは実感が湧かなくて…」と軽視される患者さんが多いのも事実です。単に数値を伝えたり、検査結果を聴取するだけではなく、検査値を患者・医師・薬剤師の共通言語とし、患者さんのセルフケア支援を意識した応対が求められています。 ご紹介する動画は、平成24年7月に 矢作直也先生(筑波大学大学院内分泌代謝・糖尿 病内科准教授)をお招きして開 催した SP(模擬患者)参加型ワークショップ「薬剤師が行う患者アセスメントは次のステージへ ~薬局での簡易血液検査と患者教育」で課題のひとつとして取り上げた「薬局店頭で指先自己採血によるHbA1c値の簡易測定を希望する患者さんへの応対場面」です。 薬剤師による測定値説明が患者さんの病識や健康管理意識の向上につながるような、「行動変容を促すコミュニケーション力をもつ薬剤師」の育成を目指して作成いたしました。 VTRは悪い例、良い例、それぞれにテロップ無し版、有り版を用意しております。薬剤師、薬学生のアドバンス教育等にぜひご活用ください。VTRは平成24年度一般用医薬品セルフメディケーション振興財団(OSPF)助成事業の一環として作成されました。

対応例VTR

  • 薬剤師の良い対応例
    • テロップなし(12分11秒)
    • テロップあり(15分48秒)最後に患者からのコメント付き
  • 薬剤師の悪い対応例
    • テロップなし(3分3秒)
    • テロップあり(3分45秒)最後に患者からのコメントと解説付き